著者
青山繁晴
発売日
平成24年(2012年)3月16日
種類
ノンフィクション
出版社
PHP研究所

購入する

概要

 いま日本の経済は弱い。外交も弱い。そして、これら二つは別々ではない。関連している。グローバル化が進もうと、企業は究極、無国籍ではありえず、経済の基盤であるエネルギーを確保するのは国の力である。だからこそ、著者は問う。「日本経済に外交力のバックアップはあるか。デフレに苦しみ続ける日本経済が新天地を切り開けるよう強力にサポートできる外交力を、どうやったらわたしたちは創れるのか」。“外交は外交官の仕事”ではない。官も民もなく、日本国の主人公であるわれわれが、「善意」を外に求めず、自らの連帯に求めること。その連帯のうちに子孫の繁栄を考え、他国と交わす行為すべてが「外交」である。再び著者は言う、第二次世界大戦における日本の降伏は、軍事力以前に、外交力の敗北だった。が、それは一度きりの敗北にすぎない。われらが立ち上がる土台としての日本を「求国」し、「キュウコク=救国」を果たすのは、あなたの力しかない。