著者
 青山繁晴、テリー伊藤
発売日
 平成13年(2000年)10月1日
種類
 ノンフィクション
出版社
 飛鳥新社

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概要

著者からのコメント
根っこを考えよう、安全と幸福のために  この本でテリー伊藤さんと対談している青山繁晴です。本を偶然に読んだTVディレクターの推薦で、本が『たけしのTVタックル』という番組で取り上げられ、その収録が終わった夜に、これを書いています。番組で野坂昭如さんや田嶋陽子さんらレギュラーと議論して感じたことを、ここに書こうと思います。
 私がこの本で一番、伝えたかったのは、この日本という祖国も、国民が運命を自分で決める時期が来たということです。2001年9月11日に米国を襲ったテロは、米国市民だけの問題でないと、みなが感じていると思います。では、日本人にとっては何を意味するのでしょう。『自分をどう守るかということを、私たち戦後の日本人は自分たちで決めたことがない。自国民をテロルからどう守るかは不明だけど、最強のはずの米軍を助ける能力だけは持つらしい奇妙な組織ーつまり自衛隊を、年間5兆円もの税金を注ぎ込んで維持するフシギなことをやっているのは、そのためかも』と、考えてみることだと私は思うのです。

 私の個人サイト(ヤフーに私の名前を入れれば出てきます)に、生保に務める20歳代の女性が、次の感想を寄せてくれました。

~(この本を読み)私も含めて「あなた任せ」ってことが多すぎるんやないかしら?としみじみ感じました。「日本の防衛戦略」というテーマですが、「私たちの生き方はこれでいいのか?」「私たちの社会はどうあるべきか?私は社会に対してどう働きかければいいのか?」という他の問題にもつながる根本的なことを考えるきっかけになりました。書いてあることを考えてみるとめちゃくちゃ怖いことのはずやのに不思議とくらーい気持ちにならんかったのは青山さんとテリー伊藤さんのお人柄なんでしょうか。夢中になって一気読みした後に、自分の心の中に新しい物の見方が生まれたような、そんな気持ちになりました~
 この感想に、私の伝えたい全てがあります。